デリケートゾーンの黒ずみ除去

デリケートゾーンは、他の人のをじっくり見たりする機会はほぼありませんし、誰かに相談しづらい場所です。そのため「もしかして私のデリケートゾーンは黒ずんでるかも」と思うことはあっても、どう改善すればいいのか分からず、ネットなどで調べたりするのが精一杯という人も多いのではないでしょうか。間違ったお手入れの仕方をすると、逆にひどくなることもあるデリケートゾーンの黒ずみを改善する方法について、詳しくご紹介します。

黒ずんでしまう理由

そもそもなぜ、デリケートゾーンは黒ずんでしまうのでしょうか。デリケートゾーンが黒ずんで悩んでいるという人は、実は表だっていわないだけでたくさんいます。それだけ黒ずみやすい場所でもあるのです。その理由として、以下のことが挙げられます。

デリケートゾーンは皮膚が薄くダメージに弱い

デリケートゾーンはまぶたや頬などよりも皮膚が薄く、ちょっとした刺激でもダメージを受けやすい場所です。例えば下着の締め付け、自転車のサドルとの摩擦、お手入れのために使うカミソリなども刺激となります。刺激を受けると肌の下でメラニンが活発に生成されて、肌を守ろうとして黒くなるのです。

妊娠や出産も黒ずみにつながる

通常デリケートゾーンで黒ずみが起きるのは、外部からの刺激で肌が自身を守ろうとしてメラニンを生成するためですが、妊娠や出産の時にデリケートゾーンが黒ずむのは、母体が出産に備えて肌を守ろうとする防御行動によるものです。

そのため出産が終われば黒ずみは徐々に薄くなるのですが、ダメージを一番受けてしまうデリケートゾーンはなかなか薄くならず色素沈着を起こしてしまいます。

加齢により肌の新陳代謝が衰えることも原因

10代や20代は、肌の新陳代謝が活発に行われるため、デリケートゾーンが刺激を受けて一時的に黒ずんでも、比較的早く薄くなります。

ただし30代を超えると、ターンオーバーの周期がだんだんと遅れ、血行や代謝も悪くなるため、黒ずみが悪化してしまうのです。これに加え、肌の老廃物が排出されず、汚れとなって肌に残ることも、デリケートゾーンの黒ずみにつながります。

デリケートゾーンの黒ずみ除去

デリケートゾーンの正しい手入れの仕方

デリケートゾーンの黒ずみを予防、改善するには毎日のお手入れも重要です。ただ黒ずみや臭いが気になるからといって、過剰に洗いすぎるのは考えものです。特にボディソープなどは洗浄力が強いため、乾燥を招き、炎症の原因にもなります。肌と同じ成分である弱酸性の石けんを使うようにしましょう。

デリケートゾーンの正しい洗い方

デリケートゾーンのお手入れには、肌に刺激の少ない弱酸性の石けんを使用すると共に、その洗い方にも注意が必要です。

1.しっかり泡立てる
2.泡をデリケートゾーンに乗せ、1分から2分放置する
3.ぬるま湯で洗い流す
4.専用の保湿剤で保湿する

こすること、熱いお湯で洗うことは、過剰な刺激となってしまいますので注意しましょう。デリケートゾーンの保湿には、黒ずみを改善するためにも、また臭いを取り除くためにも、厚生労働省で認可されている成分である、トラネキサム酸やビタミンC誘導体が配合されているものを選ぶと安心です。

重曹での黒ずみ除去は危険

重曹は炭酸水素ナトリウムといい、弱アルカリ性なので酸性の汚れである脂と反応して中和するほか、臭いを吸着します。胃腸薬にも使われる成分なので、口に入れても危険ではありません。

そのため掃除だけでなく体の汚れを落とす入浴剤としても広く活用されています。さらに柔らかい結晶であるため、歯を磨いたりすることにも使えます。そういったことから、デリケートゾーンの黒ずみにも、重曹は効果的であるという口コミが広がりました。

重曹で肌表面の汚れや老廃物をピーリングし、ターンオーバーを正常に戻すことで、黒ずみを徐々に改善していくことができますが、顔などのケアと違い、あまりおすすめできません。それは弱アルカリ性とはいっても、肌には少なからず刺激がありますし、特に肌が薄いデリケートゾーンでは、かえって重曹でのケアがメラニン生成を促すことにもなりかねないからです。

デリケートゾーンの黒ずみは、皮脂がたまったことによる汚れではなく、外部からの刺激に肌が反応してメラニンが生成され、色素沈着が起きていることがほとんどです。そのため重曹でわずかに汚れを落としたとしても、肌へのダメージの方が大きくなってしまいます。さらに重曹でデリケートゾーンに必要な皮脂まで落としてしまうと、乾燥を招きさらに黒ずみを悪化させることにもなりかねないのです。

デリケートゾーンの黒ずみ除去

美白クリームを使おう

デリケートゾーンの黒ずみは、皮脂汚れを落とすことよりも、色素沈着を改善することが大切です。そのためには洗うことよりも美白成分が配合されたクリームでのお手入れがおすすめです。

ドラッグストアなどで安く購入ができる美白成分をうたった商品は、肌に刺激となるアルコールや合成成分が配合されていることが多いので、デリケートゾーンの美白や潤いを目的とした専用の商品を選びましょう。また毎日お手入れをすることで、時間はかかりますがだんだんと黒ずみは薄くなります。専用の美白クリームは価格も高めですが、効果がなければ返品も可能な商品を選びましょう。

黒ずみ解消クリームで特におすすめしたいのは、モデルの愛用者も多いハーバルラビットです。定期コースだとお得ですが、肌に合うかどうかを確認するためにも、1度お試しで購入するといいでしょう。保湿や美白効果があるだけでなくデリケートゾーン以外にも使えるのがうれしいですね。

また、下着は締め付けのないものを選ぶなど、肌の刺激をなるべく取り除くことも合わせて行いましょう。