ハイドロキノンというと、シミを改善するためのものという認識が強いと思います。つまりは美白を目的とした製品だということです。そんなハイドロキノンが股の黒ずみ解消に効果的だということが分かりました。
ただ、使い方や注意点をよく確認しておく必要があります。そこで今日は、ハイドロキノンについて詳しく解説するとともに、なぜ黒ずみに良いのか、使い方などもふまえてご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
「ハイドロキノン」とは?
美白に効く成分が含まれていることで知られている成分で、米国では一般的に購入できる美白商品にも含まれています。ただ日本では、市販で購入できる製品においては2%の配合までという取り決めがなされているのです。
これはハイドロキノンの強さ、副作用、発がん性などの問題から作られた制限です。使用を禁止する国もあるほど、使い方や配合濃度を間違えると危ない強力美白成分といえるでしょう。
とはいえ天然の成分なので、苺や珈琲にも含まれており、使い方等をしっかりおさえておけば色素沈着にはかなり有効的です。
ハイドロキノンが良い理由
では股の黒ずみに対して、どのようにアプローチしてくれるのか詳しくみていきましょう。
メラニン生成の抑制
股は刺激を受けやすい部分で、下着による締め付けや、パンツなどの衣類から受ける摩擦などがメラニンを作らせるもととなります。
それを抑制することができれば、黒ずみを発生させにくくすることが可能です。シミと同様、色素の沈着を防ぐためにはこの作用はとても効果的といえます。
メラニンの数自体を減少させてくれる
メラニンを蓄積させてしまうと黒ずみを引き起こしてしまいますが、ハイドロキノンの作用によってその数を減少させることができます。
ハイドロキノンが良いと考えられる理由は、シミなどの根本的な原因を取り除くことができるためなのです。
使い方と注意点
ではさっそく、使い方についてみていきましょう。
1.まずは股部分を清潔にしておく必要があります。刺激の少ない弱酸性のボディーソープを使って洗っておきましょう。
2.清潔にした直後のお肌は水分を保持している状態なので、少し時間を置いてから塗布していきます。大体30分程度を目安にしてください。
3.ここでハイドロキノンの登場です。あくまでも薄く広げることがポイントで、気になるところに塗り込んでいきましょう。
4.製品別の用法容量をしっかり確認したうえで行ってくださいね。
注意すること
最後に注意点について解説いたします。正しい使い方をすれば問題はないと思いますが、副作用などが起こる可能性はゼロではないので、きちんと確認しておくようにしてください。
1.強い刺激
基本的にお肌に強い刺激を与えることは避けたいものですね。ハイドロキノンは刺激が強めなので、敏感肌でない方でもパッチテストをしてからの使用が基本です。
特に股部分は刺激に弱い箇所となっています。せっかくの美白対策が肌トラブルのもととなってしまっては意味がないので、肌に合うかどうかは先に確認しておきましょう。
2.効かない黒ずみもある
黒ずみを長い間放置してしまっていた場合、肌の深層にまで色素が沈着している恐れがあります。そうなるといくら強力な美白成分といえど効果を感じるのは難しいでしょう。
3.紫外線
紫外線から肌を保護する役割も担っているメラニンを取り除いてしまうため、塗布後は日光を浴びるのはタブーです。使い方でご説明したように、夜の入浴後に使用するようにするのが得策といえます。
4.濃度と副作用
効果を早く得たいからといって、違法な濃度の製品を医師の判断なく使用するのは避けて下さい。白斑の要因にもなりますし、かゆみや炎症、赤みなどが生じる場合も。
お医者様による処方がなされたもの以外は、2%の含有までが原則です。
黒ずみ解消が期待できるその他の方法
副作用やその刺激の強さなど、少し使用するのに不安があるという方にまず始めて頂きたいのが“黒ずみ解消クリーム”です。
股部分にも塗ることを考えられたクリームが多く、肌への刺激を抑えながらも有効成分の作用により、黒ずみ解消が期待できます。どんな製品においてもそうですが、やはり専用のものを使うということが大切です。
専用製品であれば、その悩みにしっかりと対応してくれます。もちろん、黒ずみ解消クリーム以外にも、刺激を与えない工夫が必要です。
ナプキンは相性のよいものを選ぶ
さまざまなナプキンが各社から販売されていますが、人によっては形や触れた感触など、好みがあると思います。つけていて一番心地よいものを選ぶようにし、蒸れなどのストレスから股を守ってあげましょう。
蒸れることは菌の繁殖を助長することになり、炎症のもととなります。生理中かゆみを感じやすいという方は、ナプキンの見直しから始めてみて下さい。
締め付けを避ける
太ももの付け根などにも黒ずみが生じている場合、下着の締め付けがきつすぎる可能性があります。ヒップやウエストを測ったうえで購入するようにしましょう。