デリケートゾーンの黒ずみの原因
女性の悩みとしてデリケートゾーンの黒ずみが挙げられます。しかし、友人や家族など親しい人にもなかなか相談できない悩みでもあるでしょう。そもそもデリケートゾーンがなぜ黒ずんでしまうのか、原因や改善策がわからない方も多いかもしれません。ここでは黒ずみの原因、病院に行かなくても改善できる方法や予防方法をご紹介します。

黒ずみの原因

デリケートゾーンは皮膚が薄く、刺激の影響を受けやすいところです。原因として挙げられるのが摩擦や炎症、ホルモンバランスの乱れ、乾燥です。お風呂でごしごし擦ったり、化学繊維でサイズがきつめの下着を着用している、ぴったりしたズボンをよく着る、かゆみもあるなどが当てはまるようなら注意が必要です。

一番多いのが摩擦による刺激で、刺激を受けた肌は自らを守るためにメラニン色素を生成し、黒ずむ原因となります。きつい下着やぴったりしたジーンズなども刺激の元です。

また、黒ずみをなくそうとごしごし洗うのも逆効果になるので注意しましょう。アンダーヘアのカミソリでの処理も同様です。デリケートゾーンは汗やおりものなどで蒸れやすく、トラブルが多いところです。蒸れて痒くなったり、アンダーヘアの処理でカミソリ負けをしたり、生えかけのチクチクで痒くなったりすると、無意識に掻いてしまうこともあります。これが刺激となり、黒ずむ原因になってしまうので注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れから黒ずんでしまうのは生理前後、特に妊娠から出産にかけてです。これはバランスが整ってくれば解消するので、あまり気にしなくても大丈夫です。気にしてごしごし洗ってしまうと悪化させてしまいます。

肌や体同様、デリケートゾーンも保湿してあげる必要があります。気温の低下や熱いシャワーなどを浴びてケアせず乾燥してしまうと肌のバリア機能が低下し、肌を守ろうとメラニン色素を生成してしまいます。また、ターンオーバーの乱れも引き起こし、結果的に黒ずみを起こしやすくなってしまうでしょう。

デリケートゾーンの黒ずみの原因

自宅でできる改善・予防法

デリケートゾーンの黒ずみを改善するにはいくつか方法があります。

保湿

まず保湿をしっかりすることです。乾燥に良いことはありません。市販のボディクリームやハンドクリームで十分ですから粘膜を避け、お風呂後にしっかりケアしましょう。

ただし黒ずみを消したいからと、顔用の美白化粧水や美白クリームなどを使うのはおすすめできません。美白成分は刺激が強く、皮膚の薄いデリケートゾーンに使用すると炎症やかぶれを起こす可能性があるので使わないようにしましょう。

クリーム

デリケートゾーン専用のクリームも販売されています。美容成分と美白成分が配合されているため、お肌に潤いを与えながら、白くしていくことができます。ドラッグストアでは無理ですが、ネット通販であれば返金保証がついていますので、リスクなくお試しすることができます。

お風呂の入り方

黒ずみの予防としてはお風呂やシャワーの温度を40度以下に設定します。寒い時期や雨の日でお風呂やシャワーは熱くしたいという人も多いでしょう。しかし、黒ずみを起こしたくないなら少しぬるめがちょうど良いです。熱いシャワーやお風呂は乾燥の原因にもなります。

そして、洗うときも洗いすぎたり、ごしごし擦らないことです。デリケートゾーンにはバリア機能をもつ菌類がいて、匂いやトラブルを防いでくれています。洗いすぎるとこの菌類がなくなり、かゆみや黒ずみの原因となってしまうからです。

下着

下着のサイズは締め付け感のない適度にゆとりのあるものにします。デザインによってはゴムが食い込んだり、摩擦を起こしやすくしてしまうものもあるので見直します。

きつめの下着やスキニーパンツが好きでやめられないという人は、素材をポリエステルやナイロンの化学繊維からシルクや綿など天然素材のものに変えることでも多少は予防できます。もちろんゆったりサイズに変えられるなら変えた方がより黒ずみ予防には効果的です。

食生活

そして、肌のターンオーバーの乱れを起こさないように、生活習慣や食事にも気を付けましょう。これはデリケートゾーンだけでなく、顔や髪の毛にも効果があります。ターンオーバーを起こすとメラニン色素が排出されず、黒ずんだまま沈着してしまいます。バランスの良い食事、特にビタミンCはメラニン生成を抑制する働きがあるので意識して摂ります。

また、質の良い睡眠も大切です。寝ている間に肌の修復がされるので睡眠不足や夜更かしをせず、寝溜めをしないように毎日同じくらいの時間に寝る、難しいようなら毎日7~8時間は寝るように意識すると良いでしょう。

生活習慣を改善しよう

デリケートゾーンの黒ずみの大きな原因は刺激であることがお分かりいただけたかと思います。普段何気なくしていることや選んでいるものでもデリケートゾーンに大きな刺激を与え、黒ずみの原因を作っている可能性があるのです。原因として挙げたことに当てはまることがないか、よく思い出して生活習慣の改善をしていくと黒ずみが解消するかもしれません。