デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる女性は多いです。皮膚が薄く、ショーツなどによる擦れもあるため、他の部分に比べても黒ずみができやすい場所であるからです。デリケートゾーンはビキニラインだけでなく、陰部や足の付け根部分など幅広い範囲にあたりますが、気軽に悩みを相談できるところが少ないのでそのままにしがちです。ここではケアの仕方などをご紹介しますので参考にしてください。
黒ずみができる原因とは
黒ずみができる原因には様々な要素が絡んできます。妊娠や出産によるホルモンバランスの変化はデリケートゾーンにも色素沈着が出やすい状況を生みますが、これらは時間が経つと改善することもあります。
最も多い原因の1つが外からの刺激です。カミソリなどによる除毛処理や普段身につけている下着がデリケートゾーンにちょうど当たることで、常に刺激を受けます。その刺激から肌を守ろうとするとメラニン色素が分泌され、肌が黒くなってしまうのです。デリケートゾーンの皮膚の厚さはまぶたや頬よりも薄く、弱いので他の部分に比べても黒ずみができやすくなっています。
肌が正常に機能していれば、黒ずみのもととなるメラニンが発生しても一定期間を経て自然に排出されますが、加齢とともにターンオーバーが乱れてくると正常にメラニンが排出されなくなります。
30代からターンオーバーは遅れ始め、50代では3週間程度の遅れがあるため、10代の肌よりも黒ずみができやすくなってしまうのです。摩擦は自転車に乗ることや小さい下着を身につけることで無意識のままに生まれてしまいますので、少し意識することでも黒ずみを予防することができます。
できてしまった黒ずみは美白することで改善できますから、ケアと予防をしっかりと行います。肌のターンオーバーを正常に機能させるため、体の中から健康になることも大切です。
正しいケア方法とは
デリケートゾーンにできてしまった黒ずみは石鹸などでごしごし洗うと、落ちるどころか悪化することもあります。洗いすぎると刺激になり、メラニンが生まれやすくなるだけでなく、バリア機能を備えている常在菌まで洗い流してしまうので避けてください。
デリケートゾーンを洗う時には人間の肌と同じ弱酸性のソープやせっけんを使い、泡で洗うイメージで優しく洗います。熱いお湯で流してしまいがちですが、やはり刺激になりますのでぬるま湯で優しく洗い流します。
入浴後は水分も全て流れてしまうので保湿をすることが大切です。乾燥していると黒ずみやすく、バリア機能が低下して、刺激を受けやすい状態になってしまいます。体の他の部分は保湿をしている方も多いですが、デリケートゾーンこそ保湿が必要と意識しましょう。
肌が弱い方はデリケートゾーンに使うものですので、パッチテストなどをしてかぶれやかゆみが起こらないかを試してから使うことがおすすめです。
美白製品の選び方
最近ではデリケートゾーン向けの製品がたくさん販売されているので、どれを購入してよいか迷ってしまうかもしれません。製品を選ぶ際には、肌への刺激となる添加物が入っていないことをチャックすることが大切になります。美容液や化粧水タイプのものは蒸発しやすいので、より保湿力があるクリームタイプが長時間肌を守ってくれておすすめです。
クリームタイプは伸びが良いので、少しの量でもしっかりと保湿・美白することが可能です。乾燥が気になる方は特にクリームタイプを選びましょう。美白することのできる成分は様々ですが、国が認可した美容成分だと安心ですので、医薬部外品を選んでください。敏感肌でも使用できるトラネキサム酸などの美白成分は、デリケートゾーンでも安心して使うことができます。
ムダ毛の処理をした後やシャワーを浴びた後は特に乾燥しがちですから、優しくクリームを塗りましょう。夜はメラニンを排出させる機能が活発化しますので、夜のお手入れを加えるとより効果的です。
肌のターンオーバーにより、美白効果を感じることができるまでには何ヶ月かかかります。毎日お風呂上りの習慣にするだけで、デリケートゾーンが健康に保てますし、ホワイトニングができますので気になる方はお早目にお手入れを開始しましょう。
美白クリームでケア
デリケートゾーンの黒ずみでお悩みの方は、下着などの外部刺激に注意することで黒ずみを予防できますが、すでにできてしまった黒ずみにはデリケートゾーン専用の美白アイテムで改善していくことが可能です。こまめなお手入れでデリケートゾーンが健康でキレイになっていきますので、専用用品を使ってお手入れに取り入れましょう。