暑い季節になり腕を出すような時期になると肘の黒ずみが気になる、という人は結構多いものです。普段、肘はなかなか自分で見ることの少ない部位ですし、寒い時期は衣類で覆われているからです。それだけに気づいたときにはショックも大きいです。同じ皮膚なのになぜ肘が黒ずんでしまうのか、その原因と黒ずんでしまった肘の対策方法をご紹介します。
肘が黒ずむ原因
肘が黒ずむ原因は、ずばりメラニン色素の色素沈着です。肌は外部から刺激や摩擦を受けると、メラニン色素を生成することをご存知だという人も多いでしょう。紫外線を浴びるとメラニン色素を発生させ、余ったメラニン色素が排出されないとシミやくすみになるので、紫外線を浴びないように対策をしっかりしなければならないことはよく知られています。
実は肘も日常的に起こる些細な刺激や摩擦、圧迫によってメラニン色素を大量に生成し、それが色素沈着してしまっているために黒ずみとなっています。例えば、衣類による日常的な擦れや頬杖です。
特にテーブルに肘をついたりする頬杖は、何キロもの圧力が肘に加わっているといわれています。肘部分の皮膚はすぐに骨に触れることができるほどとても薄く、それらの刺激や摩擦が日常的に起こると時間をかけてメラニン色素が蓄積してしまうのです。もちろん肘が紫外線を浴びることがあれば、メラニン色素が生成されますので、それも黒ずみに影響します。
ターンオーバーの乱れ
刺激や摩擦によって大量に生成されるメラニン色素ですが、肌を守るために使われずに余ってしまったメラニン色素は肌のターンオーバーにより垢となって排出されるものです。しかしながらターンオーバーが乱れていることでうまく排出できないと、色素沈着を起こします。
ターンオーバーが乱れる原因の一つは、肌の乾燥です。もともと肘は毛穴が少なく皮脂腺も少ないため、水分や皮脂量がとても少ない部位となり乾燥しやすい部分です。乾燥すると代謝が促されず、ターンオーバーが乱れやすくなるのです。そうするとメラニン色素を含んだ細胞がはがれにくくなってしまい、角質がどんどんたまって分厚く硬くなってしまいます。古い角質が残ったままになってしまい、肌自体も硬くゴワつき、さらに黒ずんでしまうというわけです。
また年齢を重ねることで、ターンオーバーの周期が徐々に長くなります。通常は28日周期といわれていますが、30代を超えると徐々に長くなり、50代になると2〜3週間の周期になることもあります。これも色素沈着してしまうことに影響しています。
刺激や摩擦を避けて保湿する
肘の黒ずみ対策としては、まず肘に極度の刺激や摩擦を与えないことです。衣類に肘が触れることはなかなか避けられませんが、締め付けのきつい衣類などは避けることがおすすめです。
また頬杖をつく癖のある人は注意しましょう。また黒ずみを解消しようと、入浴時にその部分をゴシゴシと擦っても黒ずみが取れることはありません。逆に刺激、摩擦となりメラニン色素を大量に生成させてしまいます。
入浴時は皮膚全体が柔らかく、傷つきやすい状態になっています。乾燥した肘を強く擦るようなことがあれば、余計に傷がついて肌が乾燥し、角質を厚くしてしまうことにつながります。できるだけ刺激や摩擦を与えないよう、泡立てた石鹸で優しく洗い流すようにしてください。そして、肘が乾燥しないように保湿ケアを怠らないようにすることが必要です。肘に潤いを与え、ターンオーバーを整えるようにするためです。
また、意識せずに浴びてしまう紫外線への対策も欠かせません。紫外線は1年中降り注いでいるので、肌の露出が多くなる時期は特に注意してください。
おすすめは美白クリーム
これらの黒ずみ対策を日常的にしながら、ケアに加えたいのが黒ずみ解消の美白クリームです。黒ずみ解消の美白クリームには、メラニン生成を抑える有効成分やメラニンを薄くする美白成分が配合されているのが特徴です。さらに肌に潤いを与える保湿成分が豊富に配合されているので、日常的に美白ケアしながら、肌のターンオーバーを正常に導いてくれるのです。
出来てしまった黒ずみを改善しながら、黒ずみができにくい肌に整えていくことができる点が、黒ずみ解消の美白クリームを使用するメリットです。毎日塗るだけのケアなので簡単ですし、皮膚の薄い部分でも毎日使用できるよう肌に優しい成分で作られていることも多いです。カサカサした乾燥肘をしっとりさせることができます。
できてしまった黒ずみを改善するにはターンオーバーが影響するので、塗れば即効で解消できるわけではありませんが、毎日ケアしていくことで徐々に効果を実感することができます。肘以外にも膝やくるぶし、脇やデリケートゾーンなど全身に使用できる商品が多いです。体の気になる黒ずみには、黒ずみ解消の美白クリームがおすすめです。
美白クリームでケアしよう
このように、肘の黒ずみは日常的に起こる刺激や摩擦でメラニン色素が大量に生成され、角質が厚くなるなどターンオーバーの乱れによって色素沈着してしまうことが原因です。肘への刺激や摩擦をできるだけ避けながら、保湿ケアをすることが改善への道です。よりスピーディに解決する対策としては、黒ずみ解消の美白クリームを使用することがおすすめです。美白有効成分や保湿成分が豊富に含まれていることから、黒ずみを抑制して予防しながらターンオーバーを整えることができるからです。
