生活感があって老けて見られる膝の黒ずみを何とか消したいと思っている方も多いのではないでしょうか?膝の黒ずみは積極的にケアしなければ自然と消えることはありません。何をしても解消しなかった方のために、黒ずみを消す方法をご紹介いたします。
膝の黒ずみの原因
気が付くと黒ずんでいる膝。膝は関節部分で皮膚が伸縮するので、影になって黒ずんでいるように見える部分です。黒ずみが気になっている方の中にも、皮膚の影になっているだけということもあります。
膝の黒ずみの原因は、外部刺激によるメラニン色素の過剰生成です。
膝は外部からの刺激を受けやすい部分です。膝をついたり、洋服が擦れたりするので、お肌を守ろうとメラノサイトがメラニン色素を過剰に生成します。メラニン色素を含んだ角質はターンオーバーによって排出されますが、何らかの理由によってサイクルが乱れてしまうとメラニン色素を含んだ古い角質がたまり、黒ずんで見えてしまうのです。
また膝は皮脂腺がほとんどない部分でもあります。皮脂腺がないということはとても乾燥しやすいのですが、乾燥しやすい部分は膝に限らず、外部刺激を受けやすいのです。
膝をついたり、洋服が擦れたりだけではなく、お風呂でゴシゴシこすったり、足を組んだりということも黒ずみの原因になります。
黒ずみを消す方法
膝の黒ずみを解消する方法はいくつかあります。自分に合ったものを取り入れて積極的にケアしていきましょう。
保湿する
皮脂腺がほとんどない膝はどうしても乾燥しがちです。乾燥によってターンオーバーのサイクルも乱れたり、角質が剥がれ落ちずに蓄積してしまいます。しっかり保湿することによって、ターンオーバーの正常化を促し、外部刺激から膝を守りましょう。
黒ずみ解消クリームを使う
膝や肘、デリケートゾーンなど、全身の黒ずみに使える黒ずみ解消クリームを使うのも効果的です。黒ずみ解消クリームには、黒ずみを解消する美白成分だけではなく、保湿成分やメラニン色素を定着しにくくする成分など、黒ずみに効果のある成分が配合されています。
全身に使えるので1本持っていると便利です。
スクラブで定期的に古い角質を取り除く
たまったメラニン色素を含む古い角質を取り除けるスクラブも効果的です。スクラブにもいろいろな種類がありますが、粒子の荒いものはお肌を傷つける可能性があるので、お肌への負担が少ないものを選ぶと良いでしょう。
やり過ぎも膝への刺激となりメラニン色素が生成されるので、週に1回程度の使用をおすすめします。
予防方法
膝の黒ずみを予防するにはとにかく膝に刺激を与えないことが大切です。
直接的に膝をゴシゴシ洗ったり、膝をついたりだけではなく、生活習慣も意識しましょう。膝を圧迫するようなお肌にフィットする洋服を避けたり、脚を組むのも刺激になりますから避けましょう。
黒ずみを防ぐにはしっかりと膝を保湿することも大切です。お肌がしっかりと潤っていると、外部刺激を受けにくくなりますし、紫外線の影響も受けにくくなります。ボディクリームや化粧水、黒ずみ解消クリームなどを使ってしっかりと保湿をしましょう。
また紫外線を予防することも大切です。紫外線を浴びるとメラニン色素が生成され黒ずみを作り出してしまいます。顔や首の日焼けに気を使っている方でも、足までは気を使っていないという方も多いのではないでしょうか?紫外線の量は季節によって違いますが、1年中降り注いでいます。
顔のシミやそばかすを防ぐだけでなく、全身美肌を目指すなら1年中紫外線対策をしましょう。膝は上からの紫外線よりもアスファルトなど地面からの照り返しによって日焼けしやすい部分です。日焼け止めなどを利用したり、露出の少ない洋服を選ぶのもポイントです。
効果はいつごろ出る?
美白ケアで気になるといえば、効果がどのくらいで実感できるか、ですね。効果の現われには個人差があります。ターンオーバーによってメラニン色素を含んだ角質が排出されるのを待たなければいけませんが、加齢や生活習慣によってそのサイクルには個人差があるからです。
若く健康な方で28日といわれ、30代40代になると40日以上かかるといわれていますから、まずは最低でも2ヵ月続けることをおすすめします。
ターンオーバーを促進するには規則正しい生活をすることが大切です。バランスの良い食事をきちんと食べる、しっかりとした良質な睡眠をとる、ストレスをためないといったことが大切なので、ターンオーバーを意識した生活を送りましょう。
しっかりとした保湿や積極的な美白ケア、スクラブでの定期的なお手入れを続けることによって、徐々に効果が出てきます。膝はデリケートな部分ですから、使用するアイテムはお肌への刺激が少なく、敏感肌の方まで使えるお肌に優しい成分のものを選びましょう。
いずれにせよ、膝の黒ずみをすぐに解消できるような即効性のある方法はありません。黒ずみができないよう予防を意識し、解消していきましょう。